森本 草介(1937−2015)
日本を代表する洋画家で、写実絵画の巨匠と呼ばれいます。
婦人画から静物画、風景画まで、草介が描く写実絵画の作品の数々は、繊細なタッチで細密に描かれ世界的にも高い技術が評価されています。
まるで写真のようにも見える美しい絵ですが、写真とはまた違った美しさ。作家が追い求め続ける美しさや思いが表現されたひとつの世界。そこにはゆったりとした穏やかな時の流れのようなものが感じられ、見る人を魅了します。
森本 仁平(1911−2004)
草介のルーツとも言えるのが、父で洋画家の仁平。
仁平は、美術教師をしながら写実的に描いた油彩作品を多く残しています。
柔らかな水平線が広がり、セピア調の色合いが印象的な、仁平が描く風景画は、穏やかさと静けさが感じられる世界で、どこかエモーショナルです。
森本 純(1970−現在/無所属)
草介の息子で、美人画の名手として人気を博し、現在も活躍中。
同じ写実的な美人画でも、父の草介が婦人画を多く描いたのに対し、純は、まだうら若き恋人といった感のある楚々とした女性を描きます。
絹本の溝に、日本画の顔料を何十回も丹念に塗り重ねて色を出すといった繊細な描き方のため、作品数が少なく美術館で展示される機会はほとんどありません。
秋の特別展の見どころ
今回、島川美術館で開催される、秋の特別展/10月1日(土)〜11月6日(日)では、森本仁平、草介、純、の親子三代の写実絵画の作品が、初めて一堂に展示されます。
特に、ご所蔵様のご好意によってお披露目が可能となった純の作品は、滅多にお目にかかることのできない作品を見られる、またとない機会です!
写実絵画は、美術鑑賞法などが分からなくても、素直にその美しさを楽しめるもの。ぜひその魅力をご堪能いただけたらと思います。
開催期間が約1ヶ月と非常に短いので、ご興味のある方は、どうぞお見逃しなく!